Safari 3.1にアップデートしてから、ある場合にだけ日本語入力ができなくなる現象が起こるようになった。最初は何かの拍子にATOKが死んだのだくらいにしか思っていなかったのだが、かならず再現することがわかったので報告する。
掲示板や会員登録のフォームの入力の際にパスワードのフィールド(入力された文字が表示されないフィールド)にカーソルが一度でもはいってしまうと、それ以降そのページでは日本語入力がまったくできなくなるのだ。
ATOK2006を使用しているので、ATOK2006とLeopardの互換性の問題なのかとも思ったが、ことえりでも発生する。「かな」キーを押しても日本語入力がアクティブにならないので変だなと言語メニューを開いてみると、下図のような状態で英字以外がすべてグレイアウトしている。
掲示板などの投稿フォームなどではパスワードの入力欄は一番最後にあることがほとんどなので気がつきにくい。パスワードを入力してから文章をなおそうとして始めて気がつくのだ。最初自分の運営している猫サイトの日記ページへのコメント投稿フォームで起こるのを発見したので自分の記述したHTMLの問題なのかとも思ったが、どうやらパスワードフィールドを持ったページでは必ず起こるようだ。
あまりおおきな問題にならないのは、日本語入力ができなくなるのはそのページウインドウだけで、ほかのページやほかのアプリケーションでまでは問題が派生しない。そのページウインドウさえ閉じてしまえば(閉じなくてもほかのページに移動すれば)問題なく日本語入力ができるのだ。
この現象は、Safari 3.1にアップデートしてから起こるようになった。ATOKのインストールしていない環境で同様のことがおこるかは確認できていない。私の使用している環境はTigerで使用していた環境から移行ツールによって移している。クリーンインストールな環境のことえりでおこるかどうか試していただきたい。
2008年4月3日木曜日
Safari 3.1で日本語入力に問題
2008年3月1日土曜日
修理できないiMacと修理しないiMac
先日のMacBookを買う原因というかきっかけになった、故障したiMacの話である。状況としては、ディスプレイがまったく表示されない。これは、外部ディスプレイポートに私の客先からの引き上げ品であるブラウン管タイプのディスプレイをつないでしのいでいたが、いよいよ起動しなくなってしまったのだ。画面中央にはてなマークが点滅している状態。これは、システムディスクが認識しない状態なので内蔵HDのトラブルだ。HDの交換とシステムの再インストールで対応できそうではあるけれど、実質ディスプレを二台並べて使っているような状態もなんとかしたいので、アップルに修理依頼を出すことにしたのだ。同時に完全に電源のはいらないiMac 400 SEも一緒に修理しようと電話で相談し、まずはiMac 400 SEの方からシリアルNoを告げるとその時点で「申しわけありません」といわれてしまった。製造終了から5年〜7年を経過した製品については修理できないというのだ。そして、もう一台のiMac DV(Summer2001)のほうはギリギリ修理ができるということだったが、修理費用は一律49350円ということなのだ。2〜3万くらいならば修理しても良かったけれど、かなり予算オーバーだ。サービスプロバイダに依頼すればiMac400SEの方も修理が可能らしく、「お住まいの地域のサービスプロバイダをご紹介しましょうか」と言われたが、劇的に安く済むとは思えなかったので遠慮した。
いろいろと調べたら初期のころのiMacはフライバックトランスとやらが不良を起こすことが多いらしい。少し前まではオークションでフライバックトランスの新品のものが出品されていたらしいが最近は姿を見ない。今回のタイプのiMacはなんとかICという部品を交換すると治ることが多くて、自分でこれらを交換する強者の記録がネットで見つかるが、根性無しの私はその手順を見ているだけでうんざりしてしまった。かなりのレベルまで分解をしないと交換すべき部品にアクセスができないからだ。どこかに安く修理してくれるお店もあるらしいけど、そうまでしてG3の500MHzのマシンを取り戻したいわけではない。筐体はとてもきれいなのでもったいないと言えばもったいないけれどね。
逆に興味を惹かれたのは、マザーボードを取り出してしかるべきケースに収めて動作するMacを作ってしまおうという試みだ。SE/30などのオールドMacの筐体に収めて、液晶なども組み込むと実用的でなつかしくてかわいいMacができあがるという寸法だ。IIcxあたりの筐体に組み込むのも悪くない。うちには、MacintoshIIやSE/30やClassicIIやColorClassicなどのオールドMacや、LaserWiterに付属していたHDのケースなどがゴロゴロしているから素材には事欠かない。そちら方面を調べてゆくと問題になるのは電源ユニットらしくて、いわゆるATX電源を流用するのだが若干の回路を組み込んで改造する必要があるとのこと、そのへんがハードルになってしまってふんぎりがつかない。できあいのキットのような物が販売されていたらばお気楽に出来るのに、かつてはPowerBookのはらわたを組み込むケース(BookcaSE)も販売されていたらしいけどすでに販売は終了している。iMacに対応したようなキットは製品として存在していたのかどうかは不明だ。
いずれにしても、ひま無し・技術無し・根性無しの私のことだから、こういった野望は野望のまま実現できずに月日が流れることだろうと容易に予想ができる。いつか、そんな風にとか、あんな風にと思い描いて捨てずにとってあるOLDMac達は今後日の目を見ることがあるのだろうか。絶望的といわざるを得ない。
2008年2月27日水曜日
これ以上ない最悪のタイミング。母さんのMacBook
某家電量販店でMacBookの値札を眺めていた。その店の通常価格139500円の2GHzモデルが、ひかり電話とセットで109500円。ふ〜んでもうちはすでに光敷設済みだし。そいえば、親父が光にするとかしないとかいっていたなあと思い出す。そこに、携帯電話が鳴りだす。親父からだ。「母さんがな、元気がないんだ。MacBookのいちばん安いやつを買うことにしようかと思うんだが。」ここは少し説明が必要。私がコンピュータ関連の自営業でMacをメインで扱ったりしているせいもあって、親父もお袋も古くからのMacユーザだ。親父は、現在はiMacG5を使っていて、デジカメで撮った写真をプリントして配ったり、新聞のようなものをAppleWorksで作ったりしている。母さんはiMacDV(Summer 2001)をゲーム機がわりにしていて、洋服を作る仕事のストレス発散をしていた。お気に入りは「ナノザウルス」と「バグズライフ」だ。していた、と過去形なのはそのiMacDVがつい先日壊れてしまったのだ。ずいぶん前から、ディスプレイが写らなくなっていたのを外部ディスプレイをつないでしのいでいたのだが、いよいよ起動しなくなった。
このiMacDVの修理をあきらめた(そのいきさつはまた別に書く予定)ので、母さんのMacがなくなってしまったというわけだ。普通ならば、iMacG5にアカウントを作って共有すればいいのだろうが、親父の使用頻度はすごく高いので一台のiMacで済ませるのは難しい。一度は修理をあきらめて、自分用のMacがなくなることを受け入れたかに見えたのだが、電話での話によればそう簡単ではなかったらしい。そして財政的には厳しいけれど、新しいMacを購入しようというわけだ。MacBook Airが発表されたときに「すごい、すごい」と手をたたいていたから本当はMacBook Airが欲しいのはわかるけど、予算が許さない。いちばん安いMacってMacBookだということをオンラインのアップルストアで調べたらしい。そんな親父からの電話を受けたときに売り場でMacBookの値札を眺めていたのも何か「神の啓示」(おおげさだ)かとも思い。「それじゃあ、ちょうど今売り場にいるから段取りをするよ」と、電話を切ってMacBookを買ってしまったのだ。
これが、最悪のタイミングというやつ。今日は朝から出張作業があった(それで、昨日いそいで段取りをしたのだが)ので、そのニュースは知らなかった。ついさきほど帰ってきて愕然としているところだ。
値段は1万円値下げされた。クロックは、0.1GHzだけどあがった。HDの容量も80GBから120GBに増えた。あえて古いMacBookを買うメリットはそこにはない。普通なら必須のメモリ増設もとりあえずということで先送りしてしまうほど予算が厳しかったのに、これならば楽勝でメモリ増設できてしまうじゃないか。
いままでに、購入したとたんに新製品が発表というのもなかったわけじゃないけど、これほどまでに短い時間(10数時間かな)でというのは初めてのことだ。ほんとに悔しい。
先のひかり電話と同時申し込みで値引きというのが、値札には3万円引きとなっていたけど、よくよく話を聞いたら実質4万5千円引き(値引き4万円、開通後に商品券5千円)しかもポイント5%もつく。しかし、親父の住んでいるのはマンションの3階。即時利用申し込みができるのは2階までということだった。3階以上だと設備調査の上申し込みになって、開通後に4万5千円の商品券が渡されるらしい。結局その量販店では在庫がなかったので、(それほど刺激のある値札を貼っておきながら在庫がないってどういうことよ)別の某大型パソコン専門店で購入した(134700円なり)のだが、ひかり電話の値引きにこだわっていれば新しいMacBookを手に入れることになっていたのかもと思うとさらに悔しい。
あのタイミングで売り場にいたのは、「神の啓示」ではなくて「悪魔の罠」だったのだな。