2007年6月1日金曜日

iTunesとiPhotoのライブラリを切り替えて使う

 先日メインマシンとして使用していたPowerMacG5を売り払い、MacBook Proでメインの作業をするように機器構成を改めた。PowerMacG5は初代のCinemaDisplay(22インチ)で使っていたが、それをそのままMacBook Proに接続して使用している。フラットベッドイメージスキャナ、カードリーダ、キーボード、マウス、ストレージ、レーザバーコードスキャナ、外部iSightなど周辺機器もそのままつないで使用している。この構成の変更にはとても満足していて、あらためてIntelなMacBookProの能力の高さに感心するとともに、メイン環境を持ち歩くことの良さというのも実感している。その件はあらためて書くとして、今日はiTunesとiPhotoの話だ。

 iTunesとiPhotoは、曲データと写真データがかなりの量蓄積しているので、すべてをMacBookProの内蔵HDにぶち込んでしまうのはとても無理がある。入らないこともないのだが、ほとんど空きがなくなってしまうからだ。PowerMacG5で使っていた古いライブラリはあえて統合せずに外付けHDに残したままにすることにした。MacBook Proの内蔵HDにももちろんiTunesとiPhotoのライブラリがあって、旧メインマシンだったPowerMacG5のライブラリに比べればとても少ないものの、こちらも残しておきたい。さて、ライブラリの切り替えってどうやるんだったかな。

 昔、今よりもバージョンが古いiTunesやiPhotoの時には、なんだかライブラリを切り替えて使うためのユーティリティがシェアウエアだったかフリーウエアだったかであったと記憶しているが、たくさんの貴重なデータ(特に大事なのは写真の方だね)を管理するライブラリをどちらかというと「離れ業」を使って切り替えるのってなんだか抵抗があって一度も使ったことがなかった。いまでも、そういったユーティリティを使わないとライブラリの切り替えができないのだろうか。

 メニューの項目をひととおり眺めてみたけどそれっぽいものは見つけられなかったが、ヘルプを使って探したらその方法はとても簡単な事だということが分かった。その方法は、iTunesやiPhotoを起動するときにOptionキーを押しながら起動すると、下記のようなダイアログが現れてライブラリを切り替える(あるいは新たに作成する)ことができるのだ。



これで、ライブラリを切り替えて、家では外付けのHD内のライブラリも使うことができ、出先では内蔵のライブラリで写真の取り込みなどができる。ふむ、シンプルでいい。

 ちなみに、iTunesやiPhotoのライブラリの中身は、名前を変えたり場所を変えたりすると動作しなくなることがあるらしく、ユーザが直接さわらないようにとヘルプに書いてある。iTunesの場合は、DRMの問題は別としても楽曲のデータは、アーティストの名前のフォルダに曲名がファイル名になった曲データが並んでいるので、最悪それをインポートしなおせばよいのだろうが、iPhotoの場合はそうはゆかない。ライブラリを開いて目に出来るのは、表示用のサムネイルだけでオリジナルの画像ファイルはどこにも見あたらない。それらのファイルは不可視ファイルとなっているので、その扱いはちょっとやっかいだ。

 では、ライブラリ間の写真データや楽曲データの移動(統合)はどうしたらいいのだろう。ちょっと考えて思いつくのは、書き出しをして読み込みをすれば良さそうだけど、アルバムやスライドショーそれにロールの情報もそっくり移動したいのでそれではうまくなさそうだ。この件についてはよく調べた上で、また後日あらためて記事にしたいと思う。MacBook Proをデスクトップマシンっぽく使うあたりの話も機会を見て書きたい。

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