実は引越をもくろんでいて、ここのところものすごい頻度で不動産物件の検索サイトを利用している。新着メールを受け取るようにしていて、それをiPhoneで開くことがほとんどなので、その流れでそのままiPhoneで不動産物件情報のサイトを見ることが多くて、いきおいPC用に作られたサイトをiPhoneで見ると言うことになる。
新着メールでくる1〜2件の指定条件に該当する物件をチェックするだけならばPC用のサイトでもそれほどブラウズに苦があるわけではなく問題ないのだが、検索のために条件をいちいち設定したり一覧の中からたくさんの物件情報を続けて見るにはPC用のサイトをiPhoneで見るというのはやはり不便と言わざるをえない。
そこで、iPhone用に最適化されたサイトを用意しているかどうかを探していたら、最近では物件検索用のアプリが用意されているということなので試してみた。現時点で私が見つけることができたのは、SuumoとHOME'Sのふたつ。
最初は、両方のアプリを比較して使い勝手などを検証してみようかなどと考えていたのだが、内容を試してみているうちにHOME'Sのアプリの方がだんぜん使いやすいと言うことがわかったので、あんまりだらだら長ったらしいエントリになってしまっても申し訳ないから、HOME'Sのアプリの紹介をメインにして最後にちょっとだけSuumoのアプリの「現在の状況」に触れることにする。
HOME'Sのアプリは、使ってみればみるほどよく出来ていることに驚かされる。起動時には冒頭に掲載した画面が短い時間表示された後自動的に最後に検索した検索条件画面に移動する。同じ条件で検索をするのであればそのままタップすればすんなり検索を実行できるところはうれしい。要するに起動からワンタップで「いつもの条件での」検索結果リストが表示されるわけで、よく考えられている。
検索の条件は、「家賃」「間取り」などの「基本条件」と、「バストイレ別」や「ペット可」といった「こだわり条件」にわかれている。わがやには私のことを召使いだと思っているたくさんのにゃんこ達がいるので当然「ペット可」に印をいれるのだが、ペット可の物件の数はほぼ1/10くらいになってしまう。
物件の一覧から物件情報のひとつをタップすると物件詳細が表示され、物件写真も少し拡大される。
しかも、写真や間取り図は豊富にある。(この例では6枚)
気になる物件詳細の右上の星マークのタップで「気になる物件リスト」に保存することができる。
あと紹介していなかった機能としては「周辺の家賃相場」というのがあるが、ここでいう「周辺」というやつの設定がGPSによる現在位置を元にした地名からしか選べないところは少しうまくない。当然のことながら就職などで今住んでいる場所から離れたところに転居するケースというのは考えられるわけで、物件の検索が全国どこの地域(または路線・駅)についても検索できるのだから「周辺の家賃相場」ではなくて「家賃相場」として、どこの地域でも指定できるようにすべきである。
最後にsuumoについて少し触れてみよう。HOME'SがWebサイトの機能のほとんどを網羅しているのに対して、どうもsuumoは機能が割愛されていてどうしても気になる点が目立つ。物件の写真は一枚しか掲載されておらず、拡大も出来ないし(間取り図とあわせて表示はしているが拡大できない小さな画像はぼやけて見にくい)、検索条件が少なくて私にとっては重大な条件(ペット可)での検索が出来ない上に、ペット可であるかどうかの情報が物件情報にないので、結果的に検索結果は役に立たない。そして、これは重要な事だが、どうもsuumoのアプリは検索結果を保存してしまっているらしくて、「マスタデータの更新」をしないと最新の情報が得られないようだ。たぶん特定地域の物件情報をiPhone上に持つことで検索や表示のレスポンスをあげようとする意図だとは思うが、結局最新データではないかもしれないと思ってしまって毎度再読み込みをするのであればあまり約に立たないかもしれない。suumoの運用会社であるリクルートには今後大幅なアップデートを期待したい。
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