2011年5月16日月曜日

キャンプ場の予約システムのMacをリニューアル


 私がキャンプ場の仕事に関わっていることは、古くからの読者ならばみなさんよく知っていることだと思う。キャンプ場の仕事とMacなブログとなんの関係があるのかというと、そこのキャンプ場の予約システムはすべてMacで構成されていて、そのシステムは私の手作り(システムって基本全部手作りかw)だということで、もう15年目くらいのつきあいになる。

 一番最初は、Macは一台のみで確かこの機種を使っていたと思う。その後、何度かのアップグレードを重ねてきたけど10年前のインターネットからの予約に対応したあたりからサーバを置くようになって、ネットワークで数台のmacを使うようになった。数年前にMac mini G4(初代Mac mini)とiMac G4(通称大福Mac)の構成になったが、そのMac達も今となっては非力なマシンとなってしまった。キャンプ場オープンからの利用履歴データをずっと蓄積し続けているし、数年前からはわんちゃんの写真データも管理するようになったからしかたないけれど、OSX10.4.6を搭載のMac mini G4は、メモリを最大に増設して1GB、iMac G4は768MBで、iMac G4上で動かしているiPhotoはiLife '06ということが今日判明してびっくりしている。(この機種は、その後の'08 '09 '11はインストールすらできないのだね。)

 そして、今日晴れて全マシンのリニューアルが完了した。めでたいことだ。

  サーバのMac mini G4は、IntelのMac miniに置き換えて、メモリは4GBに増設。受付用のiMac G4は、つい先日新製品が発表になる前に手配してあったので、最新ではないけれど、それまでの機種にくらべれば隔世の感がある。そして、いままでのマシンの入れ替えとは大きく違っているのが、環境の移行作業が格段に楽になったということだ。ここからが、今日の話の本題。あいかわらず前置きが長い。



 Macを使いこなしているみなさんならご存じの通り、現在ではMacの環境移行はべらぼうに楽になった。べらぼうである。「移行アシスタント」という「アプリケーション」フォルダの中の「ユーティリティ」フォルダ内にそっと置かれているアプリケーションは、それまでの面倒で失敗をしがちな移行作業が、ノーミスで完璧に実施してくれるのである。

 必要なのは、ケーブルが一本、そして「移行アシスタント」アプリケーションだけという手軽さである。用意するケーブルはFireWireケーブルだが、現在のMacはFireWireの規格がFireWire800にかわったので、ケーブルは「FireWire400-800」というものを用意した。実は最近このケーブルが私の顧客のMacの環境移行で大活躍している。

 上の写真は、受付用のマシンであるiMac G4から、移行作業をしているところ。iMac G4の画面にはターゲットモードで起動していることを示すFireWireのマークが表示されている。写真の中央あたりで「くるりん」となっている白いケーブルが「FireWire400-800」ケーブルだ。移行作業は、約30分弱ほど。すばらしいのは、移行作業が済んだ後のマシンをネットワークに繋げば、ほぼなんにも手を加えることなくいままでどおり使えることだ。実際、移行後に手を加えたのは、プラスチックカードに印刷するカードプリンタのドライバをバージョンアップしたのと画面の解像度を変更しただけである。(画面は大きくなって画面の解像度が上がったので、そのままだと大きな画面の隅っこに小さなウインドウという状況になっちゃう。)



 つづいて、サーバである、Mac mini G4の方は、なんだかさらにごちゃごちゃしているけど、左下に見えるのが古いマシンで、Win機の上に載っているのがNew Mac miniだ。サーバ用のモニタも変更して、15インチから18.5インチの横長のものにした。やっぱり移行作業は30分弱で完了して、なんの変更もなくサーバは再稼働をはじめた。全部の作業はおよそ2時間で完了した。以前の移行作業は、事前に全環境をバックアップして持ち帰って、事務所内で新マシンにセットアップ、動作確認などをしたうえで搬入設置して、予約データのみ最新に入れ替えるという段取りになっていただろう。ほんとうに楽になった。

 ここからは余談である。本来ならばMacオンリーな環境で完結させたいところだけど、領収書を印刷するのにとても都合のよいドットインパクトプリンタ「エプソン PLQ-20S」のドライバがMacに対応していないので、苦肉の策なのである。もしかしたらMac用ドライバが出ていないかとダウンロードページを確認したけど状況は変わっていないようだ。とはいえ、印刷指示などの操作はすべてMac上でやって自動印刷されるので、まあガタイは大きいけど、プリントアダプタだと思えば気にならない。以前は、DELL Optiplex SX270(Pen4 2.6GHz/512MB/20GB)というとてもコンパクトなマシンを使っていたのだけど、落雷の影響か急に立ち上がらなくなってしまったので、私の以前使っていた自作機を急遽設置したという経緯がある。

 旧マシンを全部搬出してきちんと設置したところでもう一度撮影すべきだったけど、すっかり忘れてしまっていた。また、いつでも写真は撮れると思って油断した。ここのところ、ブログの更新を長いことしてないからネタに反応する感覚が随分にぶくなっているみたいだ。以前なら、かならず完成写真を撮っていたし、ブログの更新もよそのブロガーの皆さんには遠くおよびはしないものの、もうちょっと頻繁に更新(とはいっても、月に数回というレベル)していたけど、今回の投稿を機にまたすこしづつ更新頻度を上げて行こうかと考えている。はたして、どうなるだろうか。



【追記】
今回の話題の舞台となっているキャンプ場の情報を少し掲載しておきます。

富士すそ野ファミリーキャンプ場

今年の夏の予約の、オンラインでの受け付け開始は、5月20日(金曜日)18時からです。5月20日以降は、24時間いつでもオンラインでの予約をとることができます。オンラインでも操作だけで手続きが完了しますので楽ちんですよ。今回の記事で紹介した、Mac miniが予約管理システムのサーバになっていますので、いままでよりもちょっとだけレスポンスがよくなると思われます。

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