前に、「レーザバーコードスキャナをMacで使う」という記事と、「バーコードスキャナの別の活用法」という記事で、バーコードスキャナ関連のことを書いたけど、今回はさらにバーコードスキャナを活かすために、Automatorに初挑戦してみましたという話。
やろうと思ったことは、スキャナで読み取った商品(主に食品)のバーコードで、「食べ物のことならなんでもガイド! みんなの食品クチコミ情報サイト もぐナビ(mognavi)」を検索して、その商品のページを表示する。そして第2段階としては、その商品写真をダウンロードしてiPhotoに登録するところまでやってしまおうと。さすがに初めてのAutomaterで、右も左もわからない。しばらく、どうやってバーコードを読ませればよいのか(文字の入力が出来ればそれでいいんだけど)すらわからなくて、というか探したけどそういうアクションはないようなので、AppleScriptで書いてあげることに。AppleScriptといえば、さらに輪をかけてわからないので、あちこち検索してなんとかバーコードを入力するスクリプトができた。ここまでできたら、あとはそれほど大変じゃなかった。
何をどういうふうにやっているかは、中身を見てもらえばわかるのであまり詳しく書かないけど、検索はGoogleを使って、得られたリンクURLをフィルタして、お目当てのページデータをゲット。そこから、画像URLを取り出して、商品写真をダウンロード、そいつをiPhotoに登録という感じだ。
興味のある方は、下記のリンクからダウンロードして動かしてみて欲しい。初めて作ったAutomatorアプリケーションということで、作りが甘いところは勘弁してもらいたい。特にエラー処理を意識していないし、それでもなんとかなってしまうところがAutomatorのすごいところっていうところなんだけど。
もぐナビSearch バーコードで商品ページを検索
商品写真Downloader バーコードで商品写真をダウンロード
Tiger上で作成したので、Leopardでは動かない部分がある。「もぐナビSearch」のほうはかろうじて動くみたいだ。ちなみにバーコードスキャナをお持ちの方でなくても、バーコードの下のコードを手で入力すれば利用することが出来る。ちょっと面倒だけどね。こうやって商品写真が並ぶとなんだか壮観だ。ファイル名は「コード.jpg」となっている。こうやって結果を掲載すると、私の食生活がばれてしまう。
ダウンロードした商品画像は、「ピクチャ」フォルダの中に「商品写真」というフォルダを作ってその中に保存している。iPhotoに登録しなくてもいいやという方は最後のアクションを削除してしまえばいいし、逆にiPhotoに登録されれば保存したファイルはいらないという場合には、「読み込み後にソースイメージを削除」にチェックをいれればいい。
いまのところ追加したい機能は、いちいち起動しなくてもできる繰り返し連続処理する機能と、商品名をiPhotoのタイトルとして保存する機能あたりだ。DashBoardに登録して呼び出すにはどうしたらいいだろうか。
こういうところが、本格的なプログラミングなしにできてしまうMacOSXはやはりすばらしいの一言に尽きる。
2007年11月6日火曜日
Automatorでバーコードスキャナをもっと活用
2007年11月5日月曜日
LeopardとTigerは仲が悪い?(つづき)
Travellers Talesのhiroさんのご指摘があって、パーティション形式を確認したところ、上のキャプチャ画像でわかるとおり、GUIDになっていないことが判明。
ちなみに、Leopardをインストールした外付けのFirewireのハードディスクは、このようにGUIDになっていた。GUIDになっていなくても「起動ディスク」に起動ボリュームとして表示できないだけで、起動そのものはできるようだ。だから、最初はTigerの「起動ディスク」からもLeopardの起動ボリュームが認識されなかったのが、再度インストールしてからは解消されたのは、再度インストールするときに意図的にGUID形式でパーティション形式を指定したからだと理解していた。しかし、かつて外付けUSBディスクにインストールした時の記事「バスパワーUSB HDからの起動に成功」によれば、パーティション形式をGUID形式にしないとインストールができなかったはず。しかも、その次の日の記事「iPodからも起動ができます」でもFirewireのHDにインストールする際にもGUID形式にしておく必要があることがわかっているので、インストールできていたのなら外付けのHDも元々GUID形式だったと考えるのが普通。そして、ImtelMacのMacBookPro(初代のIntel core duoの機種)が、GUID形式でなかったのはどうしてなのかというあたりが謎のままだ。
参考までに、下記は同じハードディスクをTigerのディスクユーティリティで「情報を見る」した結果。表現が少し違うのがわかる。
2007年11月4日日曜日
HandBrakeがアップデート
DVDのデータから、dviやmp4のムービーを作成してくれるツールのHandBrakeが、先日アップデートしていた。これまで、私が使っていたバージョンは0.71だったと思うが、0.91が先月リリースされていたのを知って使ってみたらこれがとてもよい。
私は、このHandBrakeをDVDタイトルをiPodやPSPで楽しむために使っている。高機能で細かな設定が出来る優れものなのですが、適切な設定をしてあげるためには少し予備知識が必要になります。つまり、生成されるムービーのサイズやBitrateなどが設定できるのですが、ターゲットとなるプレイヤーに最適化するには、そのプレイヤーにとってもっとも適切なサイズやbBitrate(そして、利用可能なコーデックも)をどうすうればよいかを知っていなければならない。少なくとも、あるBitrate以下でないといけないとか、画像サイズの制限とかは守っておかないと再生できないなんてことが発生していまう。
新しいバージョンでは、Presetsが用意されているので例えば、「iPhone/iPod touch」を選んであげるだけで適切な設定値が得られるということです。これは、楽ちんだ。しかも、その用意されているPresetが幅広い。AppleTVも用意されていたりね。
Presetsを選べば、あとは何も難しいことはない。ただ、ちょっと時間がかかることだけは我慢する必要がある。もっとマシンパワーのある機種ならば短くて済むのだろうけど。Core Duoな初代MacBookProだと、2時間ほどのタイトルの処理に1時間半ほどの時間を要した。何はともあれ、これでWiFiを利用出来ない場所でiPod touchを見せびらかすときにいい感じに動画を見せることが出来る。
ただ注意が必要なのは作ったファイルの取扱。DVDから作成したムービーは個人で楽しむ程度にとどめておくのがお約束。お友達にあげたり、P2Pで共有なんてのはもってのほかなのはいうまでもない。
ラベル: iPod Touch, Software