2007年5月27日日曜日

レーザバーコードスキャナをMacで使う

 Mac対応を謳ってはいないけど、実は使えるという周辺機器というのが結構あって、USB接続の周辺機器に多い。いわく「なんとかクラス」に対応しているやつは、ドライバ無しでというかMacOSX標準のドライバで使用できてしまったりする。何が使えて、何が使えないという情報はそれほど多く出回っていないのでいわゆる「チャレンジャー」(別名「人柱」)になる必要があるけれど、試してみてうまくゆくとこれがとてもいい気分だ。

 今回のお題は「Delicious Library」をもっと使いやすくするということで、バーコードスキャナを使えないかを試してみたわけだ。まずは、「Delicious Library」のおさらいから。「Delicious Library」は、自分が持っている本とかDVDとかゲームタイトルとかのデータを登録して管理しましょうというアプリケーションで、ここまでならばファイルメーカーとかで作ってもできそうだし、実際にかなり昔だけどCD-ROMのデータベースを作ったことがある。(そういうテンプレートがあったように記憶している)「Delicious Library」は実際のところぶっとんでしまうほどのすばらしい機能の数々が用意してあるのだ。

 まずはなんといっても入力が秀逸。本やDVDのパッケージについているバーコードを読む。ただそれだけで、本の表紙やDVDのパッケージの画像と、タイトルから作者、発売日、値段、解説などとっても詳しいデータがほんの1・2秒で自動入力される。これらのデータはAmazonから引っ張ってくるのだけど、中には画像のないモノもあるけれど、ほとんどのデータが入手できる。この手軽さはほかに比べるモノがない。もちろん、自分でAmazonで検索をすれば得られる情報ばかりなんだけど、検索してコピペなんてやってられない。そのバーコードを読む仕掛けも秀逸で、今やMac miniとMac Pro以外は標準で内蔵しているカメラ「iSight」を使うのである。もちろん、外付けのiSightでも可能で、iSightの前に本やDVDのバーコード部分をかざすだけでよい。とはいえ、大型スーパーのレジみたいなわけにはゆかなくて、位置あわせがちょっとこつがいる。(このへんが今回のチャレンジにつながるわけだ。)

 これだけでもとてもすばらしいのだが、さらに様々な機能があって、追加情報を入力することや自分のレイティングを付けたりすることができるのはもちろんのこと、同じテーマの作品をAmazonに探しに行ってリストアップしてくれたりもする上に、自分のライブラリからAmazonのマーケットプレイスに出品することも簡単にできる。マーケットプレイスに出品中のタイトルを画像入り説明入りで管理できるということ。さらには、貸し出しの機能もあって、アドレスブックから選んだ相手を貸出先として登録するとご丁寧にパッケージ写真に「貸し出し中」の帯を掛けてくれて、返却日の管理まで出来る。これならば、DVDを誰に貸したのかわからなくなったりすることがない。


 さて、バーコードの読み込みであるが、iSightでの読み込みというやつはほとんどのMacユーザが機器を追加購入しなくてもすぐに使えるので、とてもよいアイデアだと思う。これがなくて、バーコードリーダを買うまではバーコードの下の番号を手入力では興ざめもいいところだからだ。しかし、真剣に大量な書籍などを処理しようと思うとiSightへ読ませる作業はわりと苦痛になる。(間違いなく腕は疲れるよ)そこで、バーコードリーダが欲しくなるのだが、「Delicious Library」を発売している「Delicious Monster」では、ソフトのライセンスと一緒にBluetoothのワイヤレススキャナの販売もしている。(ライセンスが$40、ワイヤレススキャナが$174.95)ちょっと国内でこの手のバーコードスキャナ(日本ではバーコードリーダと呼ぶことが多いようだ)を探してみると分かるが、この値段はそれほど高いものではない。しかし、そこはやはり海外からのお取り寄せになるわけで・・・。

 国内でワイヤレスなバーコードリーダを入手しようとすると、「えっ」の「え」に濁点を付けたくなるほど高価だし、Macで使えるかどうかわからないときている。それなら、普通のバーコードリーダはどうだろう。たしかヤフオクあたりで手頃な値段の出品が多数あったように記憶しているけれど、と探したらほんとにたくさん出ている。ほんとに動くのかと思えるようなきたない中古から新品までいろいろだ。今回の使用目的としてはお仕事というわけでもないし、使えるかどうか試すということなので、できるだけ安く落札できそうなやつに入札をして、お世辞にもきれいとはいえない外観のレーザタイプのバーコードリーダを手に入れた。(落札価格は1600円送料は700円)これが、「Delicious Library」で動いてくれるとまことうれしいのだけど、はたして。

 つないだ直後は、キーボードとして認識しようとして、例の「シフトキーの右のキーを押せ」なんていうメッセージがでたけれど、キャンセルしたら、ちゃんとBarcode Deviceとして製造元も認識している。早速、「Delicious Library」を起動して試すと、なんの問題もない。問題がないどころか、iSightに比べるとものすご〜く快適だ。バーコードの認識が「ピッ、ピッ」とほんとうに気持ちがよい。


 少しだけ残念なのは、我が家の本やDVDはほぼ全て「Delicious Library」に読み込んでしまっているから、読み込む本やDVDが無いって事かな。本が好きでたくさんの本を持っていて、自分の蔵書リストを作りたいという方には今回のチャレンジはお勧めだ。でも、天井まであるような本棚が壁いっぱいにあるような気合いの入った方には、ワイヤレススキャナの購入を強く勧める。たくさんの本をMacのあるところまで持ってくるのは大変だからだ。ワイヤレススキャナを使えば、たとえばハシゴの上で本棚の本を降ろすことなく次々と読み込むことができるだろう。

 「Delicious Library」は、トータルに見てもとても良くできているソフトウエアだけど、Mac版しか存在しないし似たようなコンセプトのソフトがWindowsにあるという話も聞かない。私はよくWindowsユーザをMacユーザにスイッチさせる際の切り札として、「Delicious Library」のデモを見せる。人によっては「すげ〜」って言ったまま口をあんぐり開けていたりするから楽しいね。

今回落札したバーコードリーダは下記のモノ。

どんなバーコードリーダでも大丈夫というわけではないと思うので、試してみようとして落札したり購入したりしたバーコードリーダが使えなくても暴れないでね。

参考リンク
私が今回試したバーコードリーダ(ヤフオク)
[OPTICON]USB接続レーザータイプバーコードリーダー(14)
Delicious Monster
http://www.delicious-monster.com/

2 コメント:

muu さんのコメント...

はじめまして~。

なんと!その辺(?)のバーコードリーダが使えちゃうのですか。いつかちゃんとやろうと思っていた"DL"での管理ですが、camera使うのはほんと面倒だなーと思ってました。ナイスな情報ありがとうでした。

marshall さんのコメント...

muuさんいらっしゃいませ〜。
>ナイスな情報ありがとうでした。
お役たてて良かったです。
この後、ヤフオクのバーコードリーダの価格が高騰しなければいいんだけど。
またいらしてください。