2007年5月2日水曜日

PowerMacG5が高値?



 コンピュータに限らず、電化製品の類は「中古品」となると一気にその価値が下がってしまう。極端な話、開封しただけの中古でも半額以下になることも珍しくない。Windows機などはそんな感じだ。ところがMacとなると若干様子が違ってくる。

 実は、今日メインで使っているPowerMacG5 Dual 2.0GHzをオークションに出品した。希望落札価格を25万円にしたら、2時間たたないうちに落札されてた。こんなに早く落札されると思っていなかったので、ちょっと「間違って入札」とか「悪戯の入札」が頭によぎった。しかし、ほどなく落札者から電話で連絡がはいり、杞憂だとわかる。落札された方は、買う気満々。メモリを2.0GBに増設している(512MB×4枚、256MB×2枚ははずしてある)とはいうものの、購入から1年近く経過しているわけだし、ここのところのメモリ価格の下落状況からすると、25万という価格はちょっと高めかと思いながらの出品だったのにこんなにあっさりと落札されると拍子抜けを通り越してちょっと不思議に思えて、落札者にそのへんの事情を聞いてみた。

 データベースシステムの開発を主な生業としている私などは、MacOS9からMacOSXへの移行はずいぶん前にほぼ完了していて、最近はClassic環境もあまり立ち上げることもなくなって、近頃はIntelへの移行が課題と言うところ。ところが、デザインや出版、いわゆるDTPの業界では、いまだにMacOS9上でしか動作しないバージョンのPhotoshopやらIllustratorが必要だったり、フォントの問題があったりで移行がはかばかしくないらしい。お金さえ積めば、移行できるかというと下請けのデザイナーがまだ移行できていなかったり、逆に直接の納入先である印刷会社などが対応できていないので、そう簡単にはいかないらしい。

 で、何が必要になるかというと、MacOS9が動くできるだけパフォーマンスが高いマシンということになる。一番のベストは、MDDなPowerMacG4 1.25GHz Dual(型番で言うとM9309JA)つまり、MacOS9による単独起動ができる最後のマシンだ。しかし、やはり製造終了してから数年経つ機種だけあってかなりの品薄で、需要に追いつかないらしい。しかたなく、MacOS9をClassic環境で起動できる機種の需要が高まっているというわけだ。IntelなMacProはClassic環境もサポートしていないから、PowerMacG5のできるだけ高性能なやつが必要とされているということで、たまたま私の出品したPowerMacG5がぴったりそれに合致したということらしい。

 しかし、DTPな業界もこういうところで移行に手間取っていると正しい発展を阻害されてしまいかねないと思うのだが、一筋縄ではいかなくて、一番もどかしい思いをしているのはそれらの業界の中の人なんだね。いずれ、中古機種も底をつくのは時間の問題なのは自明であるからして、どこかで移行はしなければいけないんだろうけど。それが時期的に先になればなるほど、先進的なDTP関連のソフトウエアも思うように売れない&発展してゆかないという状況が続く。なんとかならないものか。

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