2007年3月27日火曜日

キーボードを猫から守る



 猫と暮らすブロガーにとって悩みの種は、キーボードの上を平気で歩く(あるいは座る)などの猫による威力業務妨害だ。特に私のように電源をいれっぱなしにして使用している場合には深刻な問題だと言える。

 いつだったか、帰宅するとMacの画面がとてもおかしいことになっていたことがあった。画面全体になんだか黒い物体が表示されている。大きなサイズのモザイクの固まりみたいなその黒い物体は、マウスを動かすと反応するのだが、それが拡大されたマウスポインタ(要するにあの矢印)だということに気がつくまでにかなり時間がかかった。猫がキーボードを踏んで、それがたまたま「ユニバーサルアクセス」のズーム機能の拡大をしてしまったのだ。使っている私でさえそのショートカットは覚えていない。別にフリーズしているわけでもないので、適切な操作さえしてあげればもとに戻すことができるわけだけど、画面全体がマウスポインタな状態ではまったく操作ができない。結局、別のMacでショートカットを確認して元に戻すことに成功した。

 そんなふうに、猫がキーボードを踏むことによって思いもよらない結果を生むことは珍しくない。「再起動しますか?」とか、強制終了のウインドウが開いているなんてことは日常茶飯事で、そうでなくてもフォルダの名前やハードディスクの名前が変わっていることがしょっちゅうある。

 アクリルとかの堅い素材でキーボードを覆うような製品があればいいのにと常々思っていたし、段ボール箱を切り刻んで作ってみたりもしていたけど、真剣に探すって事はしてなかった。まさか猫のいたずらを防止するような製品があるとは思えなかったからだ。それが、たまたま、Happy Hacking Keyboard のMac版の新しいやつが出たというニュースリリースかなにかを読んで、バード電子さんのWEbサイトにいったときに見つけてしまったのが、今回紹介するこの製品「キーボードルーフ」だ。(前置きが長い)

 これってまさに私が夢想していたような製品で、装着時もとてもエレガントでかっこいい。段ボールを切り刻んで作った自作のカバーとはずいぶん違う。(あたりまえだ)しかし、おしむらくはたった一点だけ気に入らないというか、改善してもらいたい点がある。写真からも見て取れるように、この製品はキーボードの上に乗っているだけで、装着時でも強い力で押さえるとキーボードが押されてしまうということだ。猫が乗るくらいなら大丈夫と思われるかもしれないけど、猫を見くびってはいけない。体重が6Kgを超えるような猫の場合、キーボードルーフ装着時でも(特に端のほうに体重をかけた場合には)キーボードが押されてしまうようだ。

 アクリルの上端と下端の折り曲げている部分をもっと長くして、ようするにキーボードの高さよりも高くできればこの問題も解決するのではないかと思われる。バード電子さん、次のバージョンでは考えてみてくれませんか。

 透明のアクリル製のほかに、白い製品も発売されているようだ。

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