2009年4月18日土曜日

あわせて152歳のiPhoneユーザ

 ずいぶん更新の間隔が空いてしまって、かなり久しぶりの更新だけどあいかわらず鬱陶しいくらいの長文なので覚悟して読んでいただきたい。

 いよいよ私の両親が二人そろってiPhoneユーザとなった。Softbankのキャンペーンに乗ったという形だけど、いわゆる「えぶりばでぃ」の中に、私の77歳の父親と75歳の母親も含まれていたと言うことになる。写真は今年8月に誕生日が来ると78歳になる私の父親。私のカメラの使い方の説明を聞きながらiPhoneを操作しているところ。

 昨年7月に発売と同時にiPhoneを入手した私は、その時点では両親がiPhoneユーザになるとは夢にも思わなかったのだが、意外にも父親が興味津々で、料金プランのことや機能の事などを根掘り葉掘り聞くのでちょっとびっくりだった。しかし、やっぱり料金がネック*1。ばりばり使い倒してあの料金ならば納得できるのだろうけど、使いこなせるかどうかもわからなくて、仮にまったく使わなくても上限の定額パケ代がかかるところが受け入れにくかったらしい。なにせ、それまでは二人あわせても携帯電話の料金は4千円ちょっとしかかかっていなかったのだから二の足を踏んでもおかしくはない。

 その後、パケ代が二段階制となって、さらに今回のキャンペーンで上限が1575円も安くなって8GBならば実質0円となったので、これならばよいだろうとなったのである。昨年私がiPhoneを入手するときにたいへんお世話になったショップで手続きをすることに決めていたので、数十Km離れている実家まで両親を迎えに行く。桜の咲くとてもよい天気の中をひさしぶりの親子でのドライブといった形となったが、そんな桜の花なども眼中にないくらいふたりは楽しみにしていたようだ。

 それまで使っていた携帯電話はDocomoで8年前に購入*2した私名義のモノ。そのまま、MNPして私名義でiPhoneを契約するのであれば本人が窓口までこなくてもよかったけれど、iPhone購入を機に親父の名義にすることにしたので、MNPと名義変更を同時にやるということになった。家族であることを証明できる書類を用意できれば、普通の名義変更よりも手続きはかなり楽なようだ。(用意したのは親父が世帯主の戸籍謄本とそれぞれの免許証のみで、印鑑証明や私の住民票などが不要)手続きが完了するまでの間近くのお店で食事をして、手続きが完了したら受け取りに行って速攻で実家まで戻る。そして、設定作業とレクチャーをするのだけれど、2台分の作業というわけで、これはさすがに骨が折れたが、まあさんざん親不孝をしてきた償いと思えば大したことはない。

 ここであらためて、iPhoneを快適に使うには何が必要なのかを確認してみよう。すでにiPhoneユーザであるみなさんにとっては当たり前のことだらけなんだけど、これらの条件をあなたの両親がクリアできるかという見方をしてみるとずいぶん感じ方がかわるかもしれない。

(1)コンピュータが必要

MacでもWindowsでもよいけれど、実はそれなりのレベルのコンピュータが必要だ。それなりのレベルといったのは、例えばWindows95やWindows98などではiTunesがインストールできない。Macならば問題ないかというと、意外なことにiMacフラットパネル(別名大福Mac)あたりだとUSBが2.0に対応していなくてちょっとつらい。(アクティベーションがうまくゆかなかったという例を知っている。)

(2)インターネット接続

用意したコンピュータはインターネットを利用できる必要がある。ダイヤルアップだといろんな作業(楽曲の購入やPodcastのダウンロード、AppStoreの利用など)が尋常じゃないくらい時間がかかる。iPhone側でやるという手もあるけれど、iTunesのアップデータもダイヤルアップ環境でダウンロードするのはしゃれにならいくらい時間がかかる。ADSLやケーブルTVなどの常時接続環境は必須と言っていい。

(3)無線LAN

単にノートパソコンなどが部屋中どこでも使えるみたいな利便性だけじゃなくて、iPhoneの場合は自宅に無線LANがなくて3Gのみでの利用というのはとても切ない。特に田舎だと、ハイスピードエリアってなんですか?ってな状態なので、あくまでも快適にという基準で言うと、無線LANも必須と言っていい。

(4)クレジットカード

iTunes Storeで、楽曲を購入したり、App Storeでアプリを購入するにはクレジットカードが必要。無料のアプリしか利用しなくてもクレジットカード情報を登録しなければならない。



 いかがであろうか。私たちの世代(どの世代だ?)では当たり前のものばかりだけど、これを70を越えるようなお年寄りがクリアするのはちょっとハードルが高いかもしれない。これをうちの両親の場合で検証してみるとどうなるか。

 以前のエントリでも記事にしたことがあるけど、うちの両親は私の影響で結構前からMacユーザだった。特に親父はMacintosh Classicからというオールドユーザで、つい先日電源が入らなくなったiMacG5のかわりに、値下がりした一世代前のIntel iMacを買ったばかりだ。母親は昨年の2月にそれまで使っていたiMacG3のかわりとしてMacBookを買っている。当然のごとくASDLによるインターネット接続の環境はあるし、オークションを始めたり、楽天などの通信販売で買い物したりしていたし、iPhoneを購入する前からiTunesで楽曲の購入をするために随分前に近所にマックスバリュができたのを機に(5%オフになるのが魅力で)作ったイオンカードをそれほど使っていないという理由で解約していた(つもりだった)のを再発行して貰って用意できていた。普段の(ネットではない)買い物にカードを使うことは無いようだけど、ネット上での買い物やサービスを受けるにはカードがあると便利だということは理解しているようだ。



 無線LANについては、私からのお祝いと言ってはなんだけど、Planexの無線LANポケットルータGW-MF54G2(現在は在庫切れ)をAPとして設置した。AirMacではないあたりが節約しているというかケチっているというか。まあ、iPhoneを楽しむ上では必要十分な製品だと思うし、私の家でも何台かを購入してコンバータとしてWebカメラ用に使っている。

話を本題に戻すと、私の両親のような例は極めて特殊であると言わざるを得ないけれど、Softbankの今回のキャンペーンがずいぶん背中を押してくれた結果としてiPhoneユーザになることができたことは間違いない。

*1 価格の他に、2年縛りの契約というのにもずいぶんひっかかっていた。いわく「2年先まで生きていられるかどうかわからない・・・」冗談なのか本気なのかはわからないが、私としてはまだまだ長生きしてもらいたいものだ。そうでないといままでの親不孝を埋め合わせることができない。

*2 8年前に購入したDocomoのP501i。NHKの朝の連続ドラマに8年前のシーンでまったく同じ機種が登場したらしい。しかし、そんな話をSoftbankの窓口で話してどうなる。

6 コメント:

たからまる さんのコメント...

はじめまして
たからまると申します。
Macを通じてこうした親孝行ができるって素敵なことですね、拝見していて心温まりました。
ひとは好奇心を失わなければ年齢は関係ないのかもしれませんね。

dai さんのコメント...

はじめまして
お元気な御両親のiPhoneユーザーの仲間入りおめでとうございます。

お年をめされても立派にmacを使いこなしているようで、驚きました。ましてやiPhoneなんて、おっしゃるとおりハードルが高すぎると思いますが。よくぞ、決心をしたものだと思います。


自分も末永く、macを使い続けらればと思っています。それには健康第一ですね。御両親の末長い健康を祈ります。

できれば、iPhoneのその後をこの先にアップして頂ければと思います。興味深々です。。。。

marshall さんのコメント...

たからまるさん、コメントありがとうございます。

自分の父親ながら、好奇心はすごいものがあると感心しています。ブログも持っていますし、ヤフーオークションの出品をしたいとJapannetbankの口座もつくったりしています。まあ、その都度「親孝行」の機会を与えられるのですけど。さらに、回線を光にしたいといってます。また、どこのプロバイダにするかとか検討して提案することになります。

私のブログは更新頻度は低めですけど、ときどきのぞきにきてください。

marshall さんのコメント...

daiさん、コメントありがとうございます。

父親がMacを使い始めたのはたしか63歳のときだったと思います。それまでパソコンというものを触ったことがなかったのですから苦労するかと思いきや、ある程度レクチャーしたあとはなんとかなっています。このへんは、Macだからということが大きいと思います。元気でいるからこそ新しいものにチャレンジできるのだと思いますが、父親は、ボケないようにやるんだっていってます。

さすがに、63歳のころとは勝手が違うようで、しかもMacとはずいぶん異質なものですからそれまでの感覚が通用しなくて苦労しているようです。そのへんのこともふくめて、両親のiPhoneユーザっぷりをリポートできたら楽しいかもしれませんね。

親父は、何ができるのかすみずみまで理解できないと気に入らないタイプ。母親は、自分のやりたいことがどうすればできるかだけに関心があるようです。

母親は、手作りの洋服をご近所相手に売っているのですが、さっそく新作の洋服を写真に収めて、夕食を食べに行ったお店のおかみさんに見せてました。日本指で拡大、までやっていたかどうかは不明です。

あんまり更新しないブログですけど、また遊びにいらしてください。

daiyori さんのコメント...

以前、コメしたdaiともうします。
本日、7/2にnobonさんのLinkで
また訪問させて頂きました。

 ご両親はその後いかがですか、iPhone
のほうは使っていますか〜。

 何回、このページを見に来ても心温まることで、こちらもなんだか嬉しくなってきたりしています。ご両親の健康を願います。iPhoneの2年縛りとは言わず何年も先まで機種変更しながら使い倒して欲しいものです。

 ちょうど、我が両親も少し年上ですが健在でいます。今のうちに、気持ちだけでも親孝行してあげようという気にさせてくれるんですよ、ここに来ると。ありがとう

twitter daiyori

marshall さんのコメント...

daiyoriさん、コメントありがとうございます。

nobonさんのところで紹介してくれていたんですね。

daiyoriさんのご両親もご健在とのことでなによりです。親孝行はいいきかっけでもないとなかなか難しいですが、うちは今までたくさん親不孝をしてきましたから、このへんで埋め合わせをしなくてはなりません。

iPhoneは使っているようです。以前は、携帯に電話をかけても、家に置きっぱなしだったり、電源が入っていなかったり、いつのまにかドライブモードになっていたりと、あまり役に立ちませんでしたが、今は常に持ち歩いて、ことある毎にまわりに見せびらかしているようです。先日も、仕事場を訪れたら、流れている音楽はなんとiPhoneで鳴らしていました。iTunes storeから曲の購入もしているようですし、インストールしてあげた囲碁のゲームはお気に入りのようです。母親は、商品である手作りの洋服の新作の写真をいれて、出先でお客さんに見せたりもしています。

そして、今は手作りのiPhoneケースの試作に励んでいるようで、商品化して売りたいと企んでいるようです。