2009年8月31日月曜日

Snow Leopardのインストール私流のやり方


 予約開始してすぐに「ポチッとな」してあったので、発売日である8月28日の午前中には届いていたのだが、あまりまとまった時間が取れなかったのと、うちにある唯一のIntelマシンが、仕事でいちばん酷使しているメインマシンで、もしもこいつに何かあってしばらく仕事にならなくなっても困るので、インストールを見合わせ、情報を集めることにした。私のマシン、一番初期のMacBookProでプロセッサもCoreDuoという非力なやつだから、当然64ビットでは動かないし、パフォーマンスの向上も正直どんだけ望めるかも不明と来ては、インストールするモチベーションもなかなか上がらない。もしかしたら、「Snow Leopardがプリインストールされた何か」を購入するまで見送って、このインストールディスクは開封せずに、記念の品としてしまいこんで置こうかとさえ思い始めていた昨夜、発作的にインストールを始めてしまった。我慢できなかったんだね。

 あいかわらず、いやになるくらいの長文なので、長ったらしい文章を読むのが面倒なヒトは、最後のまとめ部分だけ読んでいただきたい。

 Macなブログ記事や、ニュースサイトなどの記事を読んでいると、トラブルがまったくないわけではなくて「インストールが中断する」という報告が相当数あるようだが、インストール中に処理が中断するという状況がちょっとイメージできない。DVDのロットとドライブとの相性との見方もあるようで、問題が多く報告されているロットNoと報告されていないロットNoがあるようで、自分のDVDを調べてみたところ、問題が報告されていないロットだったので少し安心した。

 Time Machineでバックアップもとってあることだしということで、これは思い切ってインストールをしようと思い立ったのは、衆議院総選挙で民主党が大勝して獲得議席数の大勢がきまりつつある時間帯だった。

 結論から先に言えば、実は最初のインストールはあっさり失敗した。DVDをマウントして、インストールアイコンをクリックして、いままでと少し違うインストール画面でいくつかのオプションを指示してインストールを開始すると、ゴトゴトとなにやら作業をはじめたのでちょっと目を離すと、自動的に再起動。え、もう終わったの?とびっくりしながら見守ると、いままでとまったく同じ画面が現れたので、「外観ってかわらないのかなあ」とか「Welcomeムービーは流れないの」とか思いながら、バージョンを確認すると10.5.8のままでした。要するに失敗。最初、どういうことなのかわからなかった。調べたら、ハードディスク内にフォルダができていてその中にたくさんのインストールパッケージがコピーされていた。

 そういえば、今までだとインストールアイコンをクリックするとまず再起動してDVDから起動した後にインストールの指示やオプションの設定をしていたのが、今回は再起動無しでインストール作業が始まっている。想像すると、必要なパッケージをハードディスク内にコピーする作業を再起動前に済ませておいてから再起動して続きのインストール作業を行うようで、その再起動の時点でインストールDVDからの起動が失敗して内蔵HDから起動したのではないだろうか。試しに、起動ディスクでDVDを指定して再起動してもやっぱりDVDからは起動しないで内蔵HDから起動してしまった。推測するに、インストール中の中断というのは、この再起動後のインストールDVDからの再起動がうまくゆかなかったということではないだろうか。少なくとも報告されているケースの一部はそんなところなのかもしれない。

 思い当たるところはある。私のMacBookProの内蔵DVD(SuperDrive)はうちにいるたくさんのにゃんこ達の毛がドライブにはいってしまったと思われるのだが、よくエラーを起こすので、安いUSB外付けスーパーマルチドライブをかわりに使っている。Mac対応を謳っていないドライブだけど使用上まったく問題なく、DLのDVDも焼くことが出来たけど、よく考えたらこのDVDドライブからの起動はしたことがない。う〜ん、困ったここへきてそんな落とし穴があるとは。

さあ、ここからが私流だ。

 このDVDドライブは起動ができないだけで、読込には問題がないようだから、USBの外付けハードディスクにDVDをコピーしてインストールディスクを作ってしまえばいいということで、ディスクユーティリティの「復元」機能を使ってGUIDパーティションにインストールDVDの内容をまるごとコピーする。160GBのドライブを10GBと残りの、ふたつのパーティションをあらかじめ作ってある。起動ディスクで見ると、ちゃんと起動可能なディスクとして認識している。(もっとも、外付けDVDドライブのSnow Leopardのインストールディスクも起動可能なディスクとして認識してはいた。)

 さっそくこのパーティションから起動してみるが、やっぱり起動しない。うわあ。ここまでやって、何が起こっているのかまったく理解できない状態だ。しばし悩む。

 そうだ、と思いついて、USBハブをはずしてそれまでハブ経由だった外付けハードディスクをMacBookProに直に接続してみた。そうしたら、あっけなく起動する。なんとDVDドライブも直接接続したらなにごともなかったかのように起動するではないか。なあんだという感じだ。まあ、せっかくコピーしたし、少しは処理が早いかもしれないとハードディスク内のインストールディスクパーティションからインストール作業をしてみることにする。さあ、インストール作業開始だ。ここで気が変わって、インストール先をインストールディスクパーティションを作成した外付けハードディスク内のもうひとつのパーティションにすることにする。そうすれば、内蔵HDには影響を与えることなくSnowLeopardを試すことができる。仕事に必要なアプリが使えなくなっては困るから、事前に動作を確認しておくのはわるくない。インストール作業は問題なく進んで、再起動後「WelComeムービー」も再生された。あ、そう前後してもうしわけないけど、インストールオプションで「Rosetta」を有効にしておくのを忘れないように。みんなまだまだPowerPCなソフトをたくさん使っているでしょ。

ここからが私流その2

 初期設定時に環境移行をこのMacの別ボリュームを指定して、内蔵HDから環境をそっくり移す。こうすれば面倒な設定作業がいらないからだ。Safariのブックマークはおろか履歴さえも継続して使えるし、ネットの設定や、各種アプリのインストール作業なども不要と来ている。ずいぶん時間はかかるけど、ボタンをいくつかクリックするだけの作業で間違いも忘れ物もないからお勧めだ。
結局クリーンインストールではなくなってしまうからと嫌う方もいるかもしれないが、私の場合に限って言えばこの方法で重大な問題に直面したことはない。ただ、OSをアップグレードするまえの段階でカーネルパニックなどがよく起こる場合には、カーネルパニックを引き起こす要因すらも移行作業によって引き継がれてしまうかもしれない。ここについては、私の想像でしかないけど、気になる方はご自身で判断の上どうするかを決めて欲しい。ここで紹介しているのは、あくまでも「私流」なので。

 インストールも移行も無事終わって、各種アプリをひととおり試してみるが、何も問題はないようだ。Remote Desktopだけがシリアルが飛んでしまって、再入力を求められただけだ。プリンタ設定もそのまま生きている。

ここで充分にテストしたいところだけど、まあ大丈夫そうなので、インストールの本番を実施してしまうことにする。

ここからが私流その3

 内蔵HDを初期化して、外付けインストールディスクパーティションからクリーンインストール。そして、やっぱりこのMacの別ボリュームを指定して環境を移行する。もちろん、さきほどまで動作確認をしていた外付けハードディスクを指定してそこから移行するわけだ。結局2回のインストールと、2回の移行作業で全作業が終わったのは午前3時頃だが、自分としてはあまり面倒な作業をしたという感触はなくて、楽ちんだったと思う。実際めずらしくビールなどを飲みながらの作業(実は私にとって自宅での飲酒自体がめずらしい事)なのに、「あ、やっちまった」みたいなミスはなかったと思う。

まとめ


  • インストール作業をする際には周辺機器などは可能な限りとりはずすのが吉。
  • ハブを経由しているドライブからは起動できない場合があるので要注意。
  • 一旦外付けのHDにインストールして動作確認。
  • アーカイブインストールではなくて、HDを初期化後にクリーンインストール。
  • データや環境の移行は、移行アシスタントか初期設定時の移行作業で実施する。



追記

 このエントリーを書いたあとに、環境移行の参照ボリュームとして「Time Machineバックアップ」が指定できるということをはじめて知った。インストール後の初期設定中の環境移行作業では、「このMacの別ボリューム」と表示されていたけど、「移行アシスタント」では、「Time Machineバックアップまたはほかのディスクから」となっていてわかりやすい。これは使えそうだ。ただし、バックアップがきちんとできているのが前提であろうから、今回の例でいきなり内蔵HDを初期化というのはリスクが高そうで、ドキドキする。まだ私はやっぱり、Time Machineのことを信用していないのかもしれない。

 きっとTime Machineバックアップを移行作業で使うのも、私の場合は、念のために外付けのハードディスク内に一度テスト環境を作ってからやるんだろうと思う。それだと、Time Machineアックアップを使うメリットはないかも。Time Machineバックアップをもう少し信用できるようになれば、「いきなり内蔵HDを初期化」>「クリーンインストール」>「Time Machineバックアップから環境移行」という手順になってかなりの時間短縮になるだろう。しかし、それはSnow Leopardで自分が(特に仕事に)使用しているアプリがきちんと動くことが確認されている場合の話で、やはり今回の状況では外付けHDに一度テスト環境を作って試すという行程はあったほうがいいと思われる。OSのアップグレードはこれくらい慎重でないとね。

 ただ、(ラッキーなことに)失敗してはいるけれど、冒頭でいきなりアーカイブインストールにチャレンジしちゃっているのだから、結局の所私もノー天気であるとの指摘をうけてもしかたがないところだ。

 「私流」なんてかっこつけてるけど、なんのことはない、私の「とほほ」なところをさらしているだけのようにもとれる。

6 コメント:

ぼーし さんのコメント...

あー面白かった!です。
人のインストール時の状況がつぶさにわかって
自分が作業するときの参考になりますね。
(私はもうちょっと様子見組です)
「インストール作業をする際には周辺機器などは可能な限りとりはずすのが吉」は、大切なのに、盲点になっていました。

marshall さんのコメント...

ぼーしさん、コメントありがとうございます。

楽しんでもらえて、さらにお役に立てるとはうれしいかぎりです。それこそ、長い分を書いた甲斐があったというモノです。実際には、楽しみながら書かせてもらってますので、それほど苦にはなっていませんけど。

ミキ さんのコメント...

はじめまして。
こちらから失礼します。

ミキと申します。
7月の記事で
「Yahoo!オークションのアラート」の設定をされたとの記事があったのですが iPhone側でフィルターなどの設定はされましたか?
昨日とある事情でiPhoneを持たされる羽目になったのですがどうにもこの設定だけできず困っていた所「た~にゃの部屋 別館」までたどり着きました。
認証コードは送信されてきますしYahoo側への設定は間違いないのですがiPhone側は特別な設定などはあるのでしょうか?

なにせアナログな人間でここ数日PCとiPoneに掛かりきりでどうしようもありません。
今回の記事とは関係のないコメントで誠に恐縮なのですがご伝授頂けたら幸いです。

何卒よろしくお願いいたいます。


   ミキ

marshall さんのコメント...

ミキさん、コメントありがとうございます。

iPhoneで何をしたいのか、何が困っているのかもう少し具体的に書いていただけるとお力になれるかもしれません。

ちなみに、iPhone側でメールをフィルタリングしたり、フォルダに振り分けたりする機能はいまのところないようです。

ミキ さんのコメント...

ありがとございます。

えっと、iPhoneにオークションアラート設定をしたいのですができません。
認証コードは送られてくるので入力します。
しかしリマンダーが送られてきません。
(もうひとつ所持している携帯には送られてきています)

それとメールはYahoo!メールを使っているのですが メールを特定して携帯端末に受信を通知する機能があるのですがこれも通知されません。

なのでiPhone側で何らかの設定をするのかな?と思っていましたがそうではないのですね・・・。

何だかんだで夜が明けてしまいました。
宝の持ち腐れとはこの事だと思います・・・トホホ・・・。

た~にゃさん、可愛らしいですね。
癒されます。



 

  

D-M さんのコメント...

参考になりました!ありがとうございます。
Snow Leopardにも、Rosettaがあるとわかって良かったです。
これで移行できます!