2009年6月6日土曜日

iPhoneが、高機能ワイヤレス子機になる


 そんなに広い家に住んでいるわけでもないのに、子機が4つもついているワイヤレスフォンを使っていた。以前は、2階建てだったけれど子機は1台か2台でもほんとうは充分だった。その、4台の子機も次々とバッテリーの充電ができなくなってしまって、もはや親機でのみの運用を余儀なくされている。でも、実際の所全く何も困っていない。家の固定電話のベルは、もうここ一年ほどまったく鳴っていない。鳴らないのだから、留守録機能も必要ない。飾りみたいなモノに成り下がっているから、こんな電話機でもよいくらいだ。

 いったいどういうことかというと、iPhoneを使うようになってから固定電話への電話はすべてiPhoneに転送していたのだ。ひとりで暮らしていて、まがりなりにも会社という形をとっているので、iPhoneの為にdocomoからMNPする前にも、外出中は携帯電話へ転送をしていたけど、この転送分の通話料が月額1万円近くになっていた。固定電話から携帯へ電話をかけるときの割引サービスは、転送している通話には適用されない。まあ、仕事で使っているのだからと必要経費と割り切っていたけど、これをほぼ無料にしてしまう方法があった。

 どうするのかというと、NTTの固定電話をソフトバンクテレコムパートナーズの「おとくライン」に乗り換えることにしたのだ。固定電話をNTT以外に変えるって最初はピンと来なかったけれど、なんでもNTTの局舎にソフトバンクテレコムパートナーの交換機を置かせて貰っているのだそうだ。従って、NTTの局舎単位で導入が進んでいて、導入がされていない局舎の管轄の場合にはサービスが受けられないことがあるらしい。「おとくライン」は基本料金や通話料がNTTに比べると安く抑えられるらしいけれど、実はそんなところには興味はなかった。重要なのは「SBモバイル定額」というサービスで、これのおかげで転送電話の通話料が実質無料になるという画期的なサービスだ。ソフトバンクの携帯同志がそうであるように、午後9時から午前1時の間は無料ではないけど、その時間に固定電話に電話がかかってくることは皆無(用事があるやつは携帯に直接電話してくる)だし、発信も携帯電話が使えないフリーダイヤルにかける必要がある場合くらいしか固定電話から電話をかけることはあり得ないから、請求内訳をみてもどこにも通話料がない。

 別の言い方をすれば、iPhoneがどこでも使える高機能ワイヤレス子機になったということだ。



 私の家の場合は、事務所用扱いだし、ISDNでダイヤルイン契約もしているからこれくらいかかっているけど、普通の個人のアナログ回線だともっと劇的に安いと思われる。(もしかしたら法人向け限定のキャンペーンを含んでいるかもしれないので、そのへんはご了承を。)

 iPhoneに転送することで得られたメリットは大きい。まずは、携帯では当たり前だけど電話を受けたとき電話の相手(発信者)の電話番号がわかる。当然「連絡先」に登録されている相手だった場合には名前が表示され、写真を表示することも出来る。え〜、そんなの当たり前じゃんと思うかもしれないけど、固定電話で着信番号を取得するには、ナンバーディスプレイの契約をしなければならない。もちろんこれは有料だし、ナンバーディスプレイ対応の電話機を用意する必要もあってそこまでしても名前が表示されるか、変な声で名前を読み上げてくれるくらい。しかも、それは「ナンバーディスプレイ対応の電話機」の内蔵住所録にわかりにくくて使いにくい操作でちまちま登録しなければならない上に、たいていの場合は登録できる件数はやたら少ない。(最近はましになったのかなあ)

 その点、iPhoneの連絡先は、Mac上のアドレスブックと同期してくれるから、編集は使い慣れたMac上でさくさくできる。さくさくできると、面白いこともやろうかという気になって、登録する連絡先が友達のモノだったりする場合は顔写真を登録するけど、相手が会社(例えば、クロネコヤマトや佐川急便や、ソフトバンクショップなど)の場合には、その会社のロゴマークなどを登録したりする。飲食店だったら、そのお店の看板やのれんの写真を撮影して使う。ああ、なんて楽しいんだろう。

 留守番電話も、iPhoneのビジュアルボイスメールを使うから、着信できない場合の留守録メッセージだと、相手が名乗ってくれないと誰なのかすらわからないような普通の留守番電話にはもう戻れない。携帯電話ならば、電話番号が通知されるサービスもあるけど、電話番号だけ通知されてもわかりにくいし、「メッセージを聞くには1を、保存するには・・・」なんていうインターフェースはがまんならない。iPhoneならば、メッセージをくりかえし聞いたりするのもタッチ操作だし、留守番メッセージを残してくれた相手に電話をかけるのも、タップ一つで済んでしまう。

 もし、ナンバーディスプレイ機能や留守番電話機能を持ったワイヤレス子機付きの電話機などをあらたに買おうとしているなら、そんなものは買ってはいけない。そんなものはやめておとくラインに乗り換えるのがよいかもしれない。そうすればあなたのiPhoneがもっともっと輝いて見えるはずだ。

さらに以前のエントリーで紹介した「iPhoneでFAXを受信する」技をあわせて使えば完璧だ。

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